平面イラストと立体作品とをシームレスにこなすクリエイターとして知られる。
また最近は3DCGによるデザインも手掛けている。
1980年代半ばに雑誌「ホビージャパン」誌上で数々のオリジナルデザインによるフルスクラッチ製作を行い注目を集める。
『機動戦士Ζガンダム』、『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するマラサイ、ジ・O、バウンド・ドック、ガザC、ΖΖガンダムなどを手がけた。
これらのデザインワークによってアニメファン・メカファンへの知名度が急上昇し、ガンダム世界を独自に解釈・展開した作品群を模型誌で多数発表した。
実際にアニメ作品に登場したこれらのモビルスーツは他のデザイナーの手によりセル作画用に線を減らしクリーンナップされたものが多いが、彼自身によって描かれるコミックやイラスト、そして模型では、よりオリジナルに近い独特のアレンジが施されている。
その中でもジ・Oとバウンド・ドックは『ガンダム』から離れ作品世界観の異なる彼の諸作品にも「GEO(NEOGEO)」、「ガンプ」としてスター・システム的に登場している。
『ドラゴンズヘブン』の脚本家、鴻上育世は妻である。
元アシスタントに韮沢靖、竹谷隆之らがいる。
『Zガンダム』以前には、グンゼ産業が発売した『特装機兵ドルバック』のプラモデルシリーズでボックスアートを手がけた他、同社発行の冊子『ドルバックニュース』で模型作例等を担当。
一部の作例は雑誌広告などでも使用された。
元々立体物やコミック&イラスト、またこれらを複合させた作品群においてはセルフプロデュース・セルフディレクションを行いながら活動を続けていたが、1990年代以降はアニメーション監督としても辣腕を揮っている。
監督作品としては秋元康と組んで制作した『シックスエンジェルス』『ICE』といった作品が挙げられる。ま
た紆余曲折を経て文字通りの「復活」を遂げた『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』においては、副監督として参加した。